日本最大の砂嘴
野付半島は根室半島と知床半島の間に、根室海峡に突き出た日本最大の砂嘴(さし)です。砂嘴とは、文字通りには砂のくちばしとあるように、砂が海に潮の流れによって湾曲しながら堆積した地形のことです。この砂嘴が発達すると砂州と呼ばれるようになります。野付半島はとりわけ細長く、ツル植物のような曲線を描いており、非常にインパクトがあります。砂によって形作られた地形のため、野付半島には干潟が沢山あり、干潟の生物を餌として沢山の野鳥がやってきます。タンチョウやオオジロワシ、オオワシなどを季節によっては見ることが出来ます。また、夏場はゴマフアザラシが野付湾にやって来るので、観光船から間近に見ることができます。また野付半島を象徴する景色がトドワラと呼ばれるトドマツの立ち枯れた平原です。元々は原生林だったものの、海水による侵食によって立ち枯れてしまった原っぱは何ともいえない荒涼とした雰囲気をかもし出しています。同様の理由で他の原始林も枯れ始めており、ミズナラが優勢の立ち枯れの林はトドワラに合わせてナラワラと呼ばれています。野付半島の東端いったいは野付半島原生花園となっています。5月から10月にかけてハマナス、エゾカンゾウなどの種々の花々が咲き乱れ、非常に美しい景色を楽しませてくれます。この花園付近はタンチョウの営巣地となっており、かなりの確率でタンチョウを観察できるスポットとしても評判です。半島中央にある野付半島ネイチャーセンターでは観光情報を入手したり、特産品を買うことも出来ます。また自動車の通行できないトドワラ内へ入る馬車も利用できます。
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